私は3年前,2007年3月に池口研究室に配属されました. 今,これまでの3年間を振り返ると,短かったような,長かったような...不思議な感じです. ただ,充実した時間だったことは確かです. これまでの研究生活の過程で,国内の学会(北九州,神戸,愛媛), 国際会議(ハンガリー,キプロス共和国,ギリシャ(寄り道),札幌), ゼミ合宿(仙台,長野)など,様々な場所でいろいろな経験を積むことができました. 例えば,修士1年の時の初めての国際会議(ハンガリー)では, 初海外にも関わらず,一人で渡欧し,何も分からないまま一人で1日過ごしました. 詳細は省きますが,非常に多くの波乱に富んだ旅路でした. それも今では貴重な体験だったと思います. その経験が生かされたのかどうかは分かりませんが, その後の国際会議では,落ち着いて行動することができました. また,国内においても,北は札幌から南は福岡まで,様々な場所に行くことができました. これほどまでに多くの会議に参加し,発表を行い, 多くの経験を積めるのは,埼大広しと言えども,池口研究室ぐらいではないかと思います. それも全ては池口先生や池口研究室の仲間,そして,これまでやってきた研究の積み重ねによるものだと思います.
しかし,私が池口研究室を選んだのは「なんとなく」です. 多くの人は,まだ「この研究がやりたい」という明確な目標がないと思います. 私もそうでした. どこの研究室に行っても大して変わらないだろう,と思い, 研究室紹介も全体の半分くらいしか見てませんでした. 実を言うと,池口研究室の研究室紹介も見ていませんでした. ただ,「ネットワークが面白そう」,そんな理由からネットワークを研究している池口研究室を選びました. しかし,実際に私が研究したいと感じたのは,ネットワークではなく,組合せ最適化という分野でした. 池口先生や先輩の話を聞いて, 組合せ最適化の分野の中で最も代表的な問題である巡回セールスマン問題を研究テーマとして選び, 研究を進めてきました. 私の研究はそんな始まりでした. しかし,研究を続けることで様々な経験を積むことができ, 海外での発表を行うこともできました.
「研究」とは何をするのか皆さんはよく分から思います. 私も,最初のうちは「とりあえず言われたことをやっていけばいいんだろう」と思っていましたし, 「学生の研究なんてそんなものだろう」と考えていました. しかし,それは大きな間違いでした. 研究とは,そのような単調な作業ではなく,もっと面白いものでした.
初めはもちろん,研究の「指向」についても迷うと思います. 例えば,池口研究室では,ネットワーク,最適化,時系列, ニューロンモデルなど様々な分野において研究を行っています. その中に一つでも興味を惹かれるものがあったなら,それを研究テーマとして良いと思います.
次に,研究を進めていくには,「思考」することが重要です. 「なぜそうなるのか」,「なぜそうするのか」を考えることから新たなステップが見つかります. 壁にぶつかった時,迷った時でも,池口先生や先輩からのアドバイスや, ちょっとした議論からでも様々なアイデアが生まれていきます. 池口研究室はそんな環境が整っています.
また,実際に「試行」することも大事です. 従来法の追試や,提案法の実装など,やってみて分かることも多くあります. 自分のアイデアを形にしていくことは, 結果が出なく辛いこともありますが,とてもやりがいがあります. これまでの受けてきた授業や講義とは異なり,新しいものを生み出す楽しさがあります.
最初は「なんとなく」でも,「なんとか」なります. 池口研究室にはそれだけの力,環境があると思います. そんな池口研を私は「至高」の研究室だと思います.
池口研志向
本橋 瞬
私は3年前,2007年3月に池口研究室に配属されました. 今,これまでの3年間を振り返ると,短かったような,長かったような...不思議な感じです. ただ,充実した時間だったことは確かです. これまでの研究生活の過程で,国内の学会(北九州,神戸,愛媛), 国際会議(ハンガリー,キプロス共和国,ギリシャ(寄り道),札幌), ゼミ合宿(仙台,長野)など,様々な場所でいろいろな経験を積むことができました. 例えば,修士1年の時の初めての国際会議(ハンガリー)では, 初海外にも関わらず,一人で渡欧し,何も分からないまま一人で1日過ごしました. 詳細は省きますが,非常に多くの波乱に富んだ旅路でした. それも今では貴重な体験だったと思います. その経験が生かされたのかどうかは分かりませんが, その後の国際会議では,落ち着いて行動することができました. また,国内においても,北は札幌から南は福岡まで,様々な場所に行くことができました. これほどまでに多くの会議に参加し,発表を行い, 多くの経験を積めるのは,埼大広しと言えども,池口研究室ぐらいではないかと思います. それも全ては池口先生や池口研究室の仲間,そして,これまでやってきた研究の積み重ねによるものだと思います.
しかし,私が池口研究室を選んだのは「なんとなく」です. 多くの人は,まだ「この研究がやりたい」という明確な目標がないと思います. 私もそうでした. どこの研究室に行っても大して変わらないだろう,と思い, 研究室紹介も全体の半分くらいしか見てませんでした. 実を言うと,池口研究室の研究室紹介も見ていませんでした. ただ,「ネットワークが面白そう」,そんな理由からネットワークを研究している池口研究室を選びました. しかし,実際に私が研究したいと感じたのは,ネットワークではなく,組合せ最適化という分野でした. 池口先生や先輩の話を聞いて, 組合せ最適化の分野の中で最も代表的な問題である巡回セールスマン問題を研究テーマとして選び, 研究を進めてきました. 私の研究はそんな始まりでした. しかし,研究を続けることで様々な経験を積むことができ, 海外での発表を行うこともできました.
「研究」とは何をするのか皆さんはよく分から思います. 私も,最初のうちは「とりあえず言われたことをやっていけばいいんだろう」と思っていましたし, 「学生の研究なんてそんなものだろう」と考えていました. しかし,それは大きな間違いでした. 研究とは,そのような単調な作業ではなく,もっと面白いものでした.
初めはもちろん,研究の「指向」についても迷うと思います. 例えば,池口研究室では,ネットワーク,最適化,時系列, ニューロンモデルなど様々な分野において研究を行っています. その中に一つでも興味を惹かれるものがあったなら,それを研究テーマとして良いと思います.
次に,研究を進めていくには,「思考」することが重要です. 「なぜそうなるのか」,「なぜそうするのか」を考えることから新たなステップが見つかります. 壁にぶつかった時,迷った時でも,池口先生や先輩からのアドバイスや, ちょっとした議論からでも様々なアイデアが生まれていきます. 池口研究室はそんな環境が整っています.
また,実際に「試行」することも大事です. 従来法の追試や,提案法の実装など,やってみて分かることも多くあります. 自分のアイデアを形にしていくことは, 結果が出なく辛いこともありますが,とてもやりがいがあります. これまでの受けてきた授業や講義とは異なり,新しいものを生み出す楽しさがあります.
最初は「なんとなく」でも,「なんとか」なります. 池口研究室にはそれだけの力,環境があると思います. そんな池口研を私は「至高」の研究室だと思います.